日記

ガルシアマルケス百年の孤独を読んだ。1年ほど前に学部の頃からの友達に借りて、そのまま熟成させてあったやつ。いい小説なことはわかり切っていたけれど、分厚い本はいつも大抵集中力が続かないから、これも3ページほど読んだところで一旦寝かせてあったのだけれど、ここ数日無益な昼夜逆転生活が続いてたから、だったら本でも読もうと、再チャレンジした。読み始めると止まらない性格なので、2日間くらいはデニーズに一晩中居座ってひたすら読んでいた。デニーズのドリンクバーは酷かった。唯一ましなのは水と炭酸水だけだったから、ずっと水ばかり飲んでいた。

ここ数年読んだ本の中でいちばん好きだった気がする。幽霊とか神秘とか予言とかが昼ご飯の料理とかと同じカジュアルさで出てくる世界観、記述がずっと淡々としていて、三人称視点だけれども隣の家の三階から見下ろしている程度の近さで、表現とかがちょっとだけ引っかかるから割とゆっくりなペースで読めた。(これは翻訳者がすごいのかもしれない)そのおかげで、友達から頼まれていた仕事がちょっと催促される程度には遅れたけれど。